私は今年、一般社団法人ウェブ解析士協会の「ウェブ解析士」の資格を取得しました。
「ウェブ解析士」を取得する理由は、就職に役に立つ、会社で昇進できるなど、人それぞれだと思います。
これまでデザイナーとしてお客様のホームページや印刷物を制作してきた私が、「ウェブ解析士」の資格を取得した理由をまとめました。
ウェブ解析士とは?
まず、ウェブ解析士とは何なのか、協会のサイトから引用します。
ウェブマーケティングに必要なスキルは、単にアクセス解析の知識だけでなく、
観測すべきKPIの設定
事業に則した現状分析および目標を達成するための計画立案
プロジェクトのファシリテーション 等、多岐にわたる能力が求められています。
しかし、これまでこれら専門的知識と実践的スキルを習得できる環境も、習得した人材を評価する仕組みもありませんでした。
一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)では、こうした現状を問題視し、実務で活躍できるウェブ解析士の育成が急務と考え、成果につながるウェブ解析ができる人材を育成するための認定資格を設け、講座や認定試験を実施しています。
一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)のホームページより引用
これまでに30,000人以上が受講し、最新で発表されている合格率は65%でした。
私がウェブ解析士の資格を取ろうと思ったのは、以下の理由からです。
- お客様のホームページを制作をする上で、戦略から関わりたいと思ったこと
- 解析をするには、信頼が必要だと考えたこと
- 変化の激しいウェブ業界の常識を、もれなくアップデートしていきたい
お客様のホームページを制作する上で、戦略から関わりたい
ホームページや印刷物を制作する際に、どこの段階から依頼されるかはお客様によって違います。
一番悩ましいのが、レイアウトやキャッチコピー、テキストの内容まで
全てきっちり決められた段階から依頼されることです。
指示されたレイアウトが、お客様の目的に適していない場合や、
そもそも、ページを作る以外の更新方法が適している場合もあります。
しかし結果が出なければ、お客様はおそらく「デザインが悪かったんだ」と思うでしょう。
もっと根本の部分から関われたら、より効果的な提案ができるのではないか。
その想いが強くなり、お客様のKGIやKPIを共有したうえで、
戦略の部分から関わりたいと思うようになりました。
そのためには制作だけでなく、まずはアクセス解析から担当したいと考えました。
解析をするには、信頼が必要
アクセス解析の情報は、個人情報でもあります。
その部分を共有してもらうには、やはり信頼が必要です。
付き合いの長いお客様とは信頼関係が築けていますが、新規のお客様にいきなり「アクセス解析も見せてください」と言うにはもっと説得力が必要で、そのために資格は一つの手助けとなってくれると考えました。
変化の激しいウェブ業界の常識を、もれなくアップデートしていきたい
会社にいれば、強制的に会社から与えられる情報もありますし、業界のトレンドも感じることができます。
しかし、個人で事業をしていると組織に所属している時よりも、より能動的に情報を入手していく必要があります。誰も与えてくれません。
「ウェブ解析士」の資格を継続するためには、1年に1度、フォローアップ試験を受けて合格する必要があります。
私はこれが有り難いと思いました。自分だけで収集している情報に抜け漏れがあったら、フォローアップでアップデートできるからです。
お客様に、いまの時代に適した提案ができるように、常にアップデートしていきたいと思います。
いまは「ウェブ解析士」ですが、近いうちに「上級ウェブ解析士」の取得を目指しています。
早い段階から「解析力」を身に付けて、効果的な更新をしていきませんか?